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夜中に2回以上トイレにおきる。
小水の出が悪くて、時間がかかる。
残尿感が残る。
など、小用時に不便を感じている男性は、50歳代で30%以上にのぼるといわれています。その原因のほとんどは、前立腺の肥大です。前立腺肥大は、患者と患者予備軍の総数が約250万人と推定され、今や高齢男性の国民病になっているのです。
前立腺肥大は、放っておけば自然とよくなるものではありません。症状は緩やかに悪化していきます。次第に排尿に痛みを伴うようになり、最終的には尿道が完全に塞がるケースさえあります。
前立腺は、なぜ肥大するのか
まず、前立腺が肥大するメカニズムについて簡単にご説明しておきましょう。
前立腺の肥大を予防し、症状を改善するための最大のポイントは、前立腺の中の「ジヒドロ・テストステロン」の量を減らすことです。ジヒドロ・テストステロンは、テストステロン(男性ホルモンの一種)から作られる一段階強力なホルモンで、前立腺の細胞を活発に増殖させる働きがあります。
前立腺の中にジヒドロ・テストステロンがたまり過ぎると、細胞分裂のブレーキがきかなくなり、本来クルミの実ほどだった前立腺がオレンジに近いサイズまでふくらんでしまうのです。
安全で効果の高い、ノコギリヤシ・エキス
現在知られている中で、前立腺のトラブルにもっとも効果が期待できるのは、「ノコギリヤシ」のエキスです。このエキスには、テストステロンからジメチル・テストステロンへの転換を防ぐ働きがあります。
加えて、ジメチル・テストステロンが前立腺の細胞と接触するのも防げます。さすがのジメチル・テストステロンも、細胞にきちんと触れられなければ、細胞増殖を誘発できないのです。
ジメチル・テストステロンの生成を抑えるホルモン剤もありますが、ノコギリヤシ・エキスの効果はむしろホルモン剤より強いことが臨床試験で確認されています。ホルモン剤にはインポテンツを誘発する副作用が報告されていますが、ノコギリヤシのエキスには、こうした心配はありません。むしろ、性的な衝動を高める催淫効果、強壮作用があるために古くからアメリカ・インディアンに利用されていたハーブなのです。
ノコギリヤシのエキスは、ヨーロッパ諸国でも一九世紀初頭から民間薬として珍重され始め、現在ではフランス、イタリアなど数カ国で前立腺肥大に対する医薬品として認められています。
亜鉛の不足が前立腺肥大を加速させる
前立腺肥大の予防と治療に、亜鉛は欠かせません。亜鉛の投与によって、肥大した前立腺のサイズが小さくなることは、直腸診やレントゲン撮影を使った研究からも確認されています。
亜鉛には、ノコギリヤシ・エキスと同様、テストステロンからジメチル・テストステロンへの転換を防ぐ働きがあります。
また、プロラクチンの過剰な分泌を抑制して、前立腺に必要以上のテストステロンが入るのを防いでくれます。これは、亜鉛が下垂体からのプロラクチン分泌をコントロールしているからだろうと考えられています。
亜鉛は、精製食品、加工食品にかたよった食事をしていると不足しやすい栄養素です。食生活に問題のない人でも、年をとると亜鉛を吸収する能力が衰えていきます。こうした慢性的な亜鉛不足が前立腺の肥大を招く要因になっている可能性もあるでしょう。
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